WebサイトをAIを駆使して自作した英会話教室が、SEOが上手くいかなくて外注を考えるときの注意点【コンサル録:CASE FILE 005】

AIで自作したサイトの罠 監査報告書(コンサル録)

本報告書のポイント(肝)

  • 生成AIの「ハルシネーション」: AIは嫌われないために「それらしい嘘」を吐く。その嘘の片付け代が150万円の見積もりとなる。
  • ドメインは「お金で買えない信頼」: 3年保持したドメイン年齢は、リセットすれば二度と手に入らない最強の資産である。
  • 「器」はプロ、「中身」は自分: 150万の丸投げを避け、戦略設計と土台だけを外注する「賢い分業」がコストを3分の2以下に抑える。

【注意】 本記事は、自宅で英会話教室を運営されているNさんとの実際のコンサルティング風景を元に再構成した、プチノンフィクションです。

登場する人物・団体名は仮名、交わされた会話は異なりますが、【本質】および提示した【戦略的助言】については、当日お伝えした内容を収録しています。


▼ 動画版はこちら


CASE FILE: 005 AIで自作したサイトの罠

クライアント:英会話教室運営 Nさん
相談内容:アクセスのあるサイトの作り方と、外注すると150万もかかるのは普通なのか?

こんにちは。戦略ディレクターのリスです。
今日は、自宅で英会話教室を運営されているNさんからいただいたご相談を、動画向けに再構成して公開していきます。

このNさん、生成AIを利用してサイトを作っていたのですが、数ヵ月経ってもアクセスが伸びず、サイト制作業者への依頼を考えていました。
そこで出てきた、150万円の見積もり。

そこから紐解く、ひとり社長がハマるサイト制作の罠と、脱出策を当時の会話を再現してお伝えさせていただきます。

それでは、本編をどうぞ。

【150万円の衝撃】

リスさん、今日はよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
早速なのですが、生成AIを使って自分で教室のサイトを作ったところ、3ヶ月経っても全くアクセスが増えなくて…
そこで、サイトを作り直そうと制作業者に相談したところ『150万円』の見積もりが届いたんです。
そんなにかかるものなのでしょうか…?
Nさん、まずはお一人でここまで形にした行動力、これは100点満点です。
ただ、厳しいことを言えば、今のサイトは、家に例えると『設計図なしで、建材だけを適当に積み上げた住宅』のようなものなんですね。
積み上げただけ…
いちおうChatGPTは「これで成果が出る」って言ってたんですけどね。
生成AIは、Nさんに気に入られようとして、しれっと『それらしい嘘』を吐くことがあります。
専門用語で『ハルシネーション』と言いますが、今回はその嘘に引っかかってしまった形ですね。
そうなのですか!?
はい。
そして、業者の見積もりですが、Google検索で上位表示することが前提の見積もりのようで、
AI特有の『中身のない文章』をリライト、これが100ページ以上ありそうなので、そのリンクを繋ぎ直し、Googleに評価される構造に組み替える形ですね。
見積もりを見ると、項目はそんな多そうに見えないのに、結構な作業になるんですね…
これ意外に思うかもしれませんが、ゼロから作るより、リニューアルするほうが手間がかかるケースもあり、その分コストもかかってきます。
なので、今回のリニューアルの150万円は、妥当な見積もりに見えますね。
リスのワンポイント解説!

AI時代のSEOの罠に嵌っている、Nさんのサイト。決定的に足りないことが2つありました。

ひとつ目が、『一次情報の欠如』です。

AIが書く文章は、ネット上の情報のいわば平均値です。Nさんの教室独自の『教え方のこだわり』や『生徒さんの具体的な変化』など、現場の生の情報が全く書かれていなかったのです。これではGoogleがおすすめすることもなければ、ユーザー目線でも、教室を選ぶ理由が見つかりませんでした。

ふたつ目が、『権威性の未担保』です。

いまのGoogleは『誰が書いたか』を昔以上に重視しています。Nさんの作ったサイトは、AI生成のコピペではなかったものの、筆者の顔や実績が明示されていませんでした。

サイト内にプロフィールを作るのはもちろん、ページ単位でも、少し大げさなぐらいに、その道のプロが書いたという証明が必要なのです。

【ドメイン変更の罠と「守るべき資産」】

もう、いっそのことURL(ドメイン)も変えて、新しく作り直そうかとも考えていたのですが、そっちのほうが良かったりしますか?
それだけは絶対に止めてください。
そのドメイン、1年以上運用されていますよね?
1年間の『ドメイン年齢』は、お金で買えない信頼です。
実はサイト運営は1年ぐらいで、ドメインは3年ぐらい前から取得してはいました。
でしたらなおさらです。
今からやり直すにしても、今のドメインを活かすのが最短ルートです。
一度リセットしたら、また半年以上、アクセスが増えない道を歩むことになりますよ。
そうなのですか。危なかった…。
勝手に判断して、また時間を無駄にするところでした。

【脱出策:150万をかけない「賢い外注」】

もし、サイト制作にかけられる予算があまりないということでしたら、
150万で丸投げするのではなく、部分的に制作してもらうのはどうでしょう?
部分的に?
Nさんは、生成AIの使い方はわかっていて、ここまでのサイトを作れていますので、例えば、土台となるSEOに強いサイトの骨組みだけをプロに依頼する。

その器(ハコ)に対して、AIを『清書ツール』として使い、自分の言葉を3割ほど混ぜて記事を整えていく。
各記事をどう改善していけば良いかは、私がアドバイスさせていただきますよ。
これなら外注費は半額以下、いや3分の2以下に抑えられるはずです。
なるほど!
少し時間は取られてしまいますが、自分でサイトをコントロールできる力も身につきますので、何かあったときにも素早い対処ができるようになりますよ。
ありがとうございます!
その方向で、制作会社にもう一度聞いてみます。
【終章】

いかがでしたか?

Nさんはその後、制作会社へ元となるテンプレートの制作だけ依頼。40万円でサイトの元が完成しました。

その間、サイト戦略を一緒に組み直して、記事を7つのテーマ50本に絞り込むことで、少しずつ順位上昇・上位表示を達成し、問い合わせが増え始めました。

このケースからわかるのは、今のSEOに大切なのは『量』ではなく『積み上がる仕組み』です。

もし、あなたのサイトも『頑張っているのに報われない』状態なら、SEO戦略が間違っている可能性があります。その場合は、一度立ち止まって、戦略から考え直すことをおすすめします。

概要欄から、私への相談も受け付けています。初回は無料で、あなたの貴重な時間を、もう一秒も無駄にしないために、しっかりアドバイスさせていただきます。一緒に答えを見つけましょう。


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AI×SEOコンサルタント 桐山智行(H.T.P.代表)

この記事の著者

桐山 智行(H.T.P.代表 / AI×SEO Guide Lab)

ガラケー時代からSEOに取り組んできた、SEO歴17年のWeb制作者・AI×SEOコンサルタント。中小企業や士業を中心に、WordPress制作、検索流入アップ、AIを活用したコンテンツ設計を支援しています。
このサイトでは、実務で検証したAI×SEOのノウハウと再現性のある手順を公開していきます。

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